こちらの記事ではコインシデンス効果について解説しています。

コインシデンス効果とは

コインシデンス効果とは、壁体にある周波数の音が入射したとき屈曲運動を生じ、透過損失が低下する現象です。これにより遮音性能が低下してしまいます。coincidence

上のグラフのように一重壁・二重壁のときも、周波数が高い振動(音)の場合、透過損失TLが落ち込んでいます。高周波帯のときに透過損失が低下する現象がコインシデンス効果です。

また、低周波帯のときも透過損失は低下します。こちらは共鳴透過現象によるものです。透過損失や共鳴透過現象事例については、以前まとめた記事がありますのでぜひご活用ください。

透過率・音響透過損失の公式と音橋・共鳴透過現象例

コインシデンス効果の原因

コインシデンス効果は、音のもつ波の性質が原因で発生します。入射する音の周波数と材料固有の周波数が一致し共鳴することで、音が透過したかのような現象がコインシデンス効果です。一般的に材料固有の周波数は、硬いもの・厚いものほど振動数が小さくなります。

コインシデンス効果の対策

防音計画を練るにあたり、コインシデンス効果は考慮しなければならない現象です。コインシデンス効果の対策は、以下のような方法があります。

  • 材料の剛性・厚みを増加させる(質量を増やす)
  • 固有振動数の異なる複数材を使用する
  • 二重壁の空気層に吸音材量を挿入する

まとめ

こちらの記事ではコインシデンス効果について解説しました。コインシデンス効果は、防音計画を練るにあたり考慮しなければならない現象です。コインシデンス効果が高周波帯の音に発生する現象ですが、低周波帯に発生する共鳴透過現象についても、ぜひ確認しておいてください。

今回の記事は以上になります。最後まで読んでいただき、ありがとうございました。